2020年3月30日月曜日

波乱の3月議会終了!

 10度目の一般質問となった3月定例議会でしたが、新型コロナウィルス感染症対策が急がれる中での開催となりました。
 通常であれば新年度予算がメインとなるのですが、かつてないほどの暖冬とこの新型肺炎の影響下で早急な対応及びそれに伴う補正予算も大きくクローズアップされました。

 また、この1年間議会で多く取り上げられた公共施設再編については、学校施設に関連するものが多くあり、小中学校適正規模適正配置計画策定審議会や地域デザイン懇談会で議論されると差し戻されるものの、幼保一元化のあり方計画も同時に進められるなど一貫性を欠く不安感は今議会でもぬぐえませんでした。
 ただ、新文化会館など大型公共施設整備は、今この段階においてはいわゆる景気浮揚のための公共事業の色合いを濃くして、地域事業者に対して積極的に実施していただきたいと思います。

 私の一般質問は予算と経済政策について行ったのですが、詳しくはひろしんぶん10号で。
 今議会全般を通じて、当局の視点は相変わらず「ヒト」に向けられていないなぁと感じます。強いて言えば「モノ」や「コト」ばかりで語られています。

 災害といっても過言ではない現在の状況、市民生活の場に立って考えなければならないことや、事業者や生活者に対して時間がかかるけどこの際やらなければならないことがたくさんあると思うのですが、市の姿勢は「観光」のために「子ども」と「演劇」により注力するとのこと。生活支援全般は国や県にお任せと、達観しているようにすら感じます。(市の制度融資はその存続について問いましたら、廃止ではなくコロナ対策メニューが追加されました)
 結局、市は「カネ」や「知恵」以外でしか当てにできず、一般はそこに市の役割を求めるので何もできないというのが実情のようです。

 真に生活に密着した視点からでは、2月に策定された豊岡市地域コミュニティビジョンを実現するためには官民の間、自分たちで担う「公」を強化していくほかならず、このまま進むと合併した市を分割し、地域の実情に合った住民自治を進めていくことが地域の未来につながると言えそうです。

2020年2月24日月曜日

後援会の会報第9号冬号配布中!

 12月議会を中心にまとめた後援会報第9号冬号、春の陽気の中、ボチボチ配布しています。
 今回はこれまで行ってきたことや出来上がったことに対してではなく、これからのことに重点を置いて臨んでみました。持続可能で住み続けられる豊岡であるため、稼ぐまちづくりを考える上でICTやスマートシティを具体的に進めることが必要ではないかと。
 質問した結果、今取り組んでいないことに対する答弁はボヤっとしたものになり、きちんと答える術がないということが分かりました。次からはこのパターンの質問はしないでおこうと思います。

 この2日集中的に配って回っていますが、2月末から3月頭には郵送の準備を整えてお届けしたいと思います。ぜひご感想をお寄せください。
 


引き続き「自分の地区内だったら配るの手伝うよ」と手を挙げていただける方、ぜひご連絡ください。ホント助かります。よろしくお願いします。

 ちなみに12月議会の一般質問リンクも掲載しておきます。どんな感じだったの?と気になる方、ご覧の上で是非ご感想お聞かせください。
 >>12月議会 市議会インターネット録画映像(第2日12月9日)

2020年2月9日日曜日

会派の管外視察で明石市と滋賀県湖南市へ

 1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると言われるように年始から怒涛のスピードで時間が過ぎていきます。3月議会までの間に様々な行事や視察も多く組まれ、そのまとめにも四苦八苦です。前回に引き続き今回の視察も様々な方にお世話いただきながら個人的に興味ある分野を中心に予定をさせていただきました。

1日目-明石市-
 明石市(あかしし)は、近畿地方の中部、兵庫県の南部、淡路島の北側に位置し、その島が望める明石海峡に面する都市。兵庫県東播磨県民局に区分されており、中核市に指定されている。東西に長く瀬戸内海(播磨灘)に面し、古代から阪神と播磨を結ぶ陸上交通、本州から淡路島を経て四国に通じる海上交通の重要な拠点になっており、明石海峡大橋開通前は明石フェリーが玄関口であった。源氏物語の舞台地である。
 近年は神戸市や大阪市、阪神間のベッドタウンとして住宅が造成された。JR明石駅からJR三ノ宮駅(三宮)までの所要時間は新快速で15分、JR大阪駅(梅田)までは37分である。
 日本標準時の町として知られる。日本標準時は明治初期は京都伏見を基準地点としたが、明治19年より国際的に地球の経度・360度を24分割する15度の倍数を基準とすることとなり、日本では東経135度が日本標準時子午線と定められ、線上の明石が「子午線のまち」として定着した。子午線上の明石市立天文科学館には、日本標準時を刻む大時計が設置されている。(Wikipediaより)
明石市
人口(R2/1/1)
299,333人
面積
49.42㎢
産業別
第1次 1.1%
第2次 25.6%
第3次 68.4%
分類不能 4.9%
就業人口
127,816人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時
豊岡市
人口(R2/1/1)
78,192人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 6.1%
第2次 27.0%
第3次 65.1%
分類不能 1.8%
就業人口
40,709人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時

・視察テーマ
 障害者に対する配慮を促進し誰もが安心して暮らせる共生のまちづくり条例(障害者配慮条例)について
 障害のある人への差別をなくしていくことで、誰もが安心して暮らせる共生社会を実現することを目的として、「明石市障害者に対する配慮を促進し誰もが安心して暮らせる共生のまちづくり条例」(通称「障害者配慮条例」)を制定障害のある人もない人も誰もが安心して暮らせる共生のまちづくりを実現していく過程を、5つのステップでとらえている。障害者差別解消法が施行された現時点で、ステップ3まで実現した。今後は障害のある人への差別をなくしていくための具体的な取組を進め、次のステップを目指していく。

-メモ-
 共生のまちづくりを進める中、合理的配慮の提供を支援する制度を設ける。
 市がちょっと後押し出来ることを進めるも民間事業者が分かりにくいとの声→点字メニューや筆談ボードへ助成。
 商店街へ面的バリアフリーを推進。
 障害者差別は差別解消ではなく誰もが暮らしやすいまちにすること→明石市インクルーシブ条例制定へ。
 地域づくり協議会を設立し、職員はオブザーバーで参加。理解、啓発を時間をかけて少しずつ。
 条例制定後、当事者との距離が近くなった。商業者目線をもう少し話をしながら。
 議論を重ねるよりスタートする最低限で。走りながら考える! 

-所感-
 市長のトップダウンによるところが大変大きいと感じました。報道で報じられる市長像と現実の市民の感覚はずいぶん違うように思います。また市長のバックボーンや現場主義がやはりまちづくりの熱源だと改めて思いました。
※父の仕事の関係で浜甲子園に住んでいたそうで、明石市役所に出生届を提出したとのこと。不思議なご縁です。

2日目-滋賀県湖南市-
 湖南市(こなんし)は、滋賀県の南部(甲賀地方)に位置し、南北に阿星山系、岩根山系を擁し、中心部を東西に野洲川が流れる。市名の「湖南」は大津市南部から旧甲賀郡にかけてを指す広域地名であり、湖南市域は琵琶湖と接していない。
 野洲川に沿うように国道1号とJR草津線が走り、東西交通の要衝となっている。江戸時代には東海道51番目の宿場町である石部宿が栄えた。しかし、保存活動等をしてこなかったため、当時の面影は残っていない。戦後は、高度経済成長とともに、隣接する栗東市(当時:栗東町)の名神高速道路栗東インターチェンジと竜王町の竜王インターチェンジを活用して、県内最大の工業団地である「湖南工業団地」が造成され、産業構造が第二次産業に大きくシフトした。滋賀県は相対的に県南部が人口の増加傾向、県北部は減少傾向が見られるが、位置的には県南部である湖南市は甲賀市とともにここ数年来は人口が緩やかに減少傾向である。

 市内にある3つの寺院(善水寺・常楽寺・長寿寺)は、本堂や三重塔が国宝に指定されており、「湖南三山」として、観光PRしている。(Wikipediaより)
湖南市
人口(R2/1/1)
55,284人
面積
70.40㎢
産業別
第1次 1.4%
第2次 42.6%
第3次 52.1%
分類不能 3.9%
就業人口
27,404人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時
豊岡市
人口(R2/1/1)
78,192人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 6.1%
第2次 27.0%
第3次 65.1%
分類不能 1.8%
就業人口
40,709人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時

・視察テーマ
 湖南市地域自然エネルギー基本条例及び市民共同発電所、地域活性化事業について 
 この条例は、地域の自然エネルギーの活用について、市、事業者および市民の役割を明らかにするとともに、地域が主体となった取り組みによる地域社会の持続的発展に寄与。
 平成23年度総務省の「緑の分権改革」を受託し、地域の環境・福祉資源(ヒト・モノ)を活かした「障がい福祉」「観光・特産品」「自然エネルギー」の3つのプロジェクトを軸として、地域循環システムの構築に取り組んできた。
 自然エネルギーについて、地域で生み出されたその利益は、地域の支え合いに使うという「地域での循環」が大切。地域経済の循環に貢献できるような自然エネルギーの活用には一定のルールが必要であり、地域自然エネルギー基本条例を制定した。
 地域が主体となった地域社会の持続的な発展に寄与することを目的とし、自然エネルギーの積極的な活用に取り組んでいきたい。

-メモ-
 地域の中で経済を回していこうと言う中で地域のエネルギーは資源であることからエネルギーを回して経済を回していこう。
 琵琶湖がある滋賀には環境意識の高い人が住んでいる。
 循環社会づくりはあるもの探し、あるもの生かし。地域にあるものを使っていこう。
 商品券は市内で使われる=経済循環 福祉事業に太陽光発電は関係が難しい→芋発電
 6次産業化しつつある
 棚で土がなくても出来る栽培で3から8倍の収量
 林福連係
 福祉事業は小規模、双方向=電力事業も同じ
 市長のトップダウンで条例化
 滋賀の特色は百姓も庄屋も一緒にやってきた→共働 市民共同発電所 エネルギー課
 お金は出さないが人は出す お金がないから知恵
 小さい施設を点在させて地域の障害者を支える=負担小
 我がこととして=共同出資
 元本保証をと言ってきた→固定価格買取制度へ結実
 工事も信託も他府県事業者→市内業者、地元信用組合へ
 匿名組合方式 スマートグリッド、グリーンボンド

 -所感-
 様々な取り組むが取り組みを生んでいく好事例でした。そこでも主役は人であり、人にしっかりとフォーカスして取り組むから次々に事業が育つのだと。
 何年も先を行く事業なのでまだまだ小さいのですが、だからこそ凄いことです。
 これからもフォーカスしていきたい。
築40年というものの大変立派な議場。交付税不交付団体になったこともあるという湖南市、全国に先駆けて工業団地整備が進められたとのこと。先見の明ですね。

2020年2月6日木曜日

文教民生委員会 管内視察まとめ

 少し遅くなりましたが、1月と2月に文教民生委員会で管内視察がありました。
 今回の視察は主に小学校でした。幼少期における非認知能力の向上及び公共施設再編に係る学校園のあり方も視察テーマとして意識しつつ、現場から知ることも大変重要です。

1月15日 資母小学校「演劇ワークショップ(1年生、2・3年生)」
 今年度3回目最終となるワークショップを参観し、学校給食(227円/1人あたり)をいただきながらコーディネーター及び学校関係者とランチミーティングを行いました。

-所感-
・指導員である青年団の方々もキチンとセミナーを受けてOKをいただいたとのこと。
・実際に低学年での指導を見ると「考えさせる」「褒めて伸ばす」ことが徹底されている。
・発想をいかに引き出すかがこのワークショップの肝。
・本当に些細なことでも工夫を褒める。
・回を経るごとに声や行動も大きくなり、先生方も驚くほどの児童も。
・給食が美味しく、栄養士さんの工夫と苦労が感じられた。
・資母小学校、大変大きな校舎であるが老朽化も見られ、色々考えていかなければならないと。

 とにかく子供の集中力が素晴らしく、下手な大人だと負けてしまうかと。わが子に対してもここまで真剣に向き合っているか問われるとちょっと顔向けできないなと反省です。
 ただ子供たちの発想の原点は日ごろの生活に根差しており、経験で差が出ることは否めない。落ちこぼれないようにしっかり見ることを考えると3名程度の指導者がやはり必要かと。
 青年団の移住者が生計を立てる基礎になり得るかといえばそうだと思います。

2月4日 中竹野小学校「複式学級(3年生4年生)」
 1年生が今年度0人という中、3年生2人と4年生8人の計10人で行う複式学級での主要科目・算数の授業を参観し、その後学校関係者とミーティングを行いました。

-所感-
・とにかく先生が1時間で2クラス分の段取りをすることは大変。
・先生も児童も集中力が素晴らしいが、国語など音読がある場合は気が削がれるのでは。
・委員長が授業の進行補助を行うことは良いと思う
・システム担当と分担して空白がないようにすることは良いと思う。
・反面、担任の見ていない時間があることへの不安はある。
・同じ地域内で気心の知れた少人数であることのメリットは大きい。
・手のかかる児童がいるケースでは授業の遅延は大きな問題になる。
・小小連携は有効に機能している。
・校舎の老朽化は今後深刻な問題。
・教師の力量に頼むところが大きい。

 小規模校の現実は、統廃合を避けて通れないでしょう。しかし学校はまちの根幹であり、長い目で見てどうあるべきか広く地域全体で考えるべきでしょう。また小中一貫教育というスタンスから考えると新設することも念頭に置く必要があると思います。
 大規模校、標準校、小規模校それぞれその地域にあった子どもの育ちに繋がっているように思います。地域の役や密接な関係が嫌で都会に戻ってしまった方の話もお聞きしたことがあります。地域を担い支える教育こそふるさと教育の根幹だと思いますが、現代の教育にはそぐわないのでしょうね。

2020年1月6日月曜日

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
忙しさにかまけて不調法いたし、皆さまにはご迷惑をおかけしております。

今日から仕事始めということもあり、豊岡市の新春賀詞交換会そして自民党豊岡支部の新春交礼会に参加し、それぞれ地域を代表する方のご挨拶をお聞きしました。
簡単ですが耳に残ったフレーズを箇条書きにしてみます。

・豊岡市が頑張るから県も仕事がしやすく、国に対しても力添えをいただきやすい
・大学開学、道路延伸、滑走路延長と但馬は大変恵まれており、他地域からやっかみがある
・夏には専門職大学の認可がきっとおり、豊岡南ICはカニシーズンまでにはきっと
・オリンピック終了後、秋ぐらいには国政が動くのを基本に
・3月には江原河畔劇場がオープンし、9月には第1回演劇祭がある。5年後にはアジアトップクラス、10年後には世界有数の演劇祭になるだろう

などなど他にも興味深いお話もあり、市ではこれまで引き続きの懸案事項に加え、新たな取り組みもあります。
個人的にも庚子年にふさわしく、大いにチャレンジ出来ればと思います。

皆さまのご健康、ご多幸、ご繁栄をお祈り申し上げます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019年12月6日金曜日

12月定例会の一般質問が始まります


前回は大項目3つとしたところ、大幅に時間が足りず今回は大項目2つに。
今回も質問と提案を織り交ぜていく形ですが、初日は各会派の代表質問のような布陣の中に一人混ざってます。

演劇祭に関連してスマートシティという言葉が、ホームページに公開されている市の資料にあり、そこから着想したのですが、飛躍する想いと展開がうまくハマるのかどうか・・・
行政もしっかり稼げる仕組みは、町全体が次々に顧客を楽しませ繋げていく仕組みが必要かと。儲けることを悪と考える行政とは永遠に平行線かもしれませんが。

1 演劇祭とまちづくりについて
 ⑴ 深さをもった演劇のまちと人を幸せにするスマートシティ
 ⑵ 演劇祭への住民の関わり
 ⑶ 地域内消費額の拡大策
2 スマートシティと自治体ポイントについて
 ⑴ これまで行ったポイント制度と自治体ポイント
 ⑵ キャッシュレス社会とマイナンバーカード
 ⑶ 持続可能な社会のためのスマートシティ

12月9日の月曜午後3時過ぎから、お時間ある方はのぞいてみて下さい。
http://www.kensakusystem.jp/toyooka-vod/live/index.html

2019年11月16日土曜日

後援会の会報第8号秋号配布中です!

 遅れ遅れになりましたが9月議会を中心にまとめた後援会報第8号秋号、急速に冬の気配が漂う中ボチボチ配布しています。
 今回は人口減少下、増え続ける空き家対策についてと市が現在持っている各種団体の事務局について、そして区長のなり手不足が深刻になっている住民自治の未来について質問いたしました。3つの大項目はボリュームが多すぎ、個々の内容が薄くなってしまうので2つまでが適当だと思いました。数ではなく質が大事ですね。
 そうこうしているうちに11月臨時議会も本番、すぐ12月議会が迫ってまいりました。
 なかなか配って回る時間がないのですが、11月末ごろには郵送の準備を整えてお届けしたいと思います。ぜひご感想をお寄せください。
 


引き続き「自分の地区内だったら配るの手伝うよ」と手を挙げていただける方、ぜひご連絡ください。ホント助かります。よろしくお願いします。

 ちなみに9月議会の一般質問リンクも掲載しておきます。どんな感じだったの?と気になる方、ご覧の上で是非ご感想お聞かせください。
 >>9月議会 市議会インターネット録画映像(第4日 9月11日)

2019年11月13日水曜日

3年目の議会がスタートしました

11月12日に臨時議会が開催され、新たな委員会に所属することになりました。

常任委員会は「文教民生委員会」になり、今回で3つある常任委員会全てを経験することになります。
文教民生委員会は、市民福祉部、健康福祉部、地域コミュニティ振興部、教育委員会の所管する事項を審査する委員会です。
今回は特に学校施設の再編についてが大きなテーマとなります。

特別委員会は実は「人口減少対策等調査特別委員会」ということで昨年に引き続き2度目です。防災対策調査特別委員会は次にお預けです。
前回も多岐にわたる広大なテーマで議論が絞り切れないところもありましたが、今回はさらに公共施設再編がテーマに付け加えられました。

常任、特別いずれの委員会も「公共施設再編」が待ったなしです。
昨日の全員協議会で「第4次行財政改革(案)」の説明が市当局よりありましたが、それも公共施設再編を踏まえた上での話。

中央集権か地方分権かという話は最近耳にしませんが、豊岡市だけでもこのテーマは非常に重いと言えます。コストの議論ばかりではなく、しっかりと人にフォーカスし、総論では賛成ながら各論では反対とならないよう、しっかりと議論してまいります。

2019年9月29日日曜日

会派の管外視察で福岡県へ

閉会日も過ぎ、市議会は委員会のメンバー改選など新たなスタートを切る時期となりました。
9月議会が始まるまでに何とか会派視察のレポートをと思っていましたが・・・ようやくです。

今回の会派視察は令和のゆかりの地となった太宰府に行ってみたいという声から始まりました。

1日目-福岡市-
福岡市(ふくおかし)は、福岡県の西部に位置し、近畿地方以西の西日本では2番目、東京特別区を除いた全国の市では横浜市、大阪市、名古屋市、札幌市に次ぐ5番目の人口(約158万人)を擁する市。 福岡県の県庁所在地であり、政令指定都市である。九州地方の行政・経済・交通の中心地であり同地方最大の人口を有し、北九州市(北九州都市圏)とともに形成する北九州・福岡大都市圏は都市単位の経済規模において日本の4大都市圏に数えられる。日本の民間研究所が2016年に発表した「世界の都市総合力ランキング」では、世界36位と評価された。近年はグローバル創業・雇用創出特区として、北九州市とともに国家戦略特別区域に指定されている。(Wikipediaより)

福岡市
人口(R1/8/1)
1,591,123人
面積
343.46㎢
産業別
第1次 0.6%
第2次 13.8%
第3次 77.8%
分類不能 7.8%
就業人口
703,779人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時
豊岡市
人口(R1/7/1)
78,468人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 6.1%
第2次 27.0%
第3次 65.1%
分類不能 1.8%
就業人口
40,709人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時

・視察テーマ
公民連携ワンストップ窓口「mirai@」
「mirai@」(ミライアット)とは、民間事業者のみなさまと福岡市をつなぐワンストップ窓口です。公民連携のハブとして、提案受付、サポート、情報提供・情報発信等を一元的に行い、関係部局等と連携しながら、民間提案の実現をサポートします。

-役割-
多様な市民ニーズにお応えしながら、更なる行政サービスの充実を目指していますが、未だ行政だけでは解決が困難な課題も多くあるのが現状です。しかしながら、AI・IoT等の先端技術を活用することで、これらの課題を解決し、市民のみなさまがより暮らしやすい福岡市を実現できる可能性があります。 「mirai@」の役割は、社会課題解決のために、AI・IoTを含めた民間のノウハウを活用し、公民連携をさらに推進することを目的として、福岡市の窓口となり民間提案の実現をサポートすることです。公民連携のハブとして、「公民共働事業」と「実証実験フルサポート事業」の2つのプロジェクトで、福岡市の未来をつくるチャレンジを全国から募集します。

-所感-
民間や市民からの提案を受け入れ施策に反映させるという仕組みに大変関心があったのですが、実際には企業からの提案ばかりで市の持つ課題解決につながるような提案はなかなかないとのこと。また庁内の連絡調整に非常に時間を取られるとのこと。様々な問題を一つ一つ解決しながらよりよい施策になっていくものだと見受けられました。
市長の姿勢が色濃く反映されている施策でもあり、職員のマンパワーも選りすぐりが担当していることが印象的でした。また神戸市を気にされていた点は政令指定都市間の関係も垣間見えたようでした。


2日目-大牟田市-
大牟田市は石炭産業を中心とした鉱工業都市として発展してきましたが、平成9年にはまちの発展の礎であった三池炭鉱が百有余年に及ぶ歴史に幕を閉じました。これにより地域社会に影響がでているのは否めません。
しかし、今大牟田は石炭産業から発展した高い技術力と交通アクセスのよさから多くの企業に注目されています。
また市制80周年(平成9年)の年を大牟田市の「まちづくり実行元年」と位置付け、九州・山口の主要都市に約3時間で行けるという地理的特性をいかし、「やさしさとエネルギーあふれるまち・おおむた」づくりを市民の皆さんとともに取り組んでいます。(大牟田市HPより)

大牟田市
人口(R1/8/1)
114,154人
面積
81.45㎢
産業別
第1次 2.1%
第2次 24.8%
第3次 69.0%
分類不能 4.1%
就業人口
50,847人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時
豊岡市
人口(R1/7/1)
78,468人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 6.1%
第2次 27.0%
第3次 65.1%
分類不能 1.8%
就業人口
40,709人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時

・視察テーマ
大牟田市居住支援協議会(大牟田市の空家等対策の取組み→予防、利活用、適正管理の3つの視点)
空き家の増加は、まちの空洞化や地域コミュニティの低下に加え、公衆衛生の悪化や犯罪の温床など私たちの生活にも悪影響を及ぼします。特に問題となるのが、使われずに地域に眠ったままの空き家であり、全く管理されなければ数年で老朽化して危険家屋となる恐れがあります。
大牟田市では、このような「老朽危険家屋」には管理指導や解体助成制度などを行い改善に努めていますが、併せて空き家が老朽化して危険にならないような対策を進めることも重要だと考えています。

-大牟田市居住支援協議会の設立とその取り組み-
高齢者や障害者、低所得者、子育て世帯などの中で賃貸住宅等の住まいを確保するのに困難な状況におかれている人たち(住宅確保要配慮者)がいます。この状況を改善するため、平成25年度に不動産や福祉・医療、法律、行政、学識経験者などの専門家で構成する大牟田市居住支援協議会(通称「大牟田住みよかネット」)を立ち上げました。
具体的には、住宅確保要配慮者に空き家を低家賃で提供したり、民間賃貸住宅等に円滑に入居できるような支援や仕組みづくりを行うとともに、空き家の活用を推進するモデル事業に取り組んでいます。
このような取り組みを通じて、地域に眠る空き家を有効活用して、空き家の流通促進を図ることにしています。

-所感-
空き家対策についてが主事項でしたが、地方創生と地域包括ケアと空き家対策を組み合わせた課題解決型の優れた施策でありました。地域の事情や特性に合わせて良く考えられた施策であり、高専や民生委員や社協など外部との連携も理にかなっているように見受けられました。ここでも庁内の体制にしっかりとメスが入れられており、数字の成果以上の効果があるように感じられました。


3日目-太宰府市-
1300年前、当時の太宰府には、九州全体を管轄する「大宰府」(オオミコトモチノツカサ)という大きな役所が置かれ、約500年の長い間、その役割を果たしていました。今もその歴史をしのばせる大宰府跡、水城跡、観世音寺、太宰府天満宮など市内に数多くの史跡や名所が存在し、年間約894万人の観光客が訪れています(平成27年度)。 昭和30年に太宰府町と水城村が合併して太宰府町となった当時は、人口が13,264人でしたが、その後福岡都市圏の膨張、大規模開発による住宅化の進行、大学の立地、交通網の整備などにより人口は急増し、昭和57年に全国では651番目(県内では22番目)の市制を施行しました。 「史跡や緑にめぐまれた福岡都市圏の住宅都市」として発展しています。(太宰府市HPより)
大宰府市
人口(R1/7/31)
71,805人
面積
29.60㎢
産業別
第1次 0.7%
第2次 16.8%
第3次 78.1%
分類不能 4.4%
就業人口
32,211人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時
豊岡市
人口(R1/7/1)
78,468人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 6.1%
第2次 27.0%
第3次 65.1%
分類不能 1.8%
就業人口
40,709人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時

・視察テーマ
 歴史と文化の環境税
市固有の歴史的文化遺産及び観光資源等の保全と整備を図り、環境にやさしい「歴史とみどり豊かな文化のまち」を創造するため、太宰府市内にある一時有料駐車場の利用者に一定の負担を求める法定外普通税として創設。

-目的税的普通税としての駐車場税-
市の16%が国の史跡地という太宰府市。駐車料に上乗せの形で実施。15年たって浸透してきたが駐車場利用者や事業者は評価しない方が70%以上に対して、市民は概ね高評価。クルーズ船の寄港から大型バスの乗り入れが急増し一日の台数制限を実施。
徴税方法はたばこ税や入湯税と同じく申告納付。収入は基金としており、使途は文化財や観光系に限定。来訪者への環境整備を主としている。事業に関しては運営協議会へ事業提案し、年に25から26事業を実施。3年に1度税制審議会で審査も。
実施に関しては、根回しが不十分だったため反対運動が長く続いた。

-所感-
市税の減少や超過課税の廃止を見越すうえで新税案の一つとして一般課税の目的税的運用として駐車場税の話をお聞きしました。特別徴収義務者となる事業者に理解をしてもらうことが難航し、根回しの重要さを改めて感じました。また年間観光客数が1000万人(うち外国人が200万人)、通常1500台から2000台と言われる駐車台数のバックボーンがあるのも大きな強みでした。外部から税を取って、内部の整備に生かすのがやはり基本的な考え方でしょう。


今回の視察は十数年ぶりに生誕地を訪れる機会となり、盆月に祖父母の仏前におまいりも出来ました。不思議な縁を感じました。

2019年8月22日木曜日

後援会の会報第7号夏号完成しています!

 遅ればせながら6月議会を中心にまとめた後援会報第7号をボチボチ配布しています。
 今回は演劇祭と空き店舗・空き家活用についてと高齢者の日常の問題とバス交通について質問いたしました。今回は大項目を2つに絞り、深堀りをしようと企図いたしましたが、緊張の糸が切れて思わぬことになり大失敗をしてしまいました。
 今月末から9月議会が始まります。会派での管外視察で学んできた内容を中心にリベンジしていきたいと思います。
 作業が後手後手になってますが、8月末から9月頭には郵送の準備を整えてお届けしたいと思います。ぜひご感想をお寄せください。 
 
引き続き「自分の地区内だったら配るの手伝うよ」と手を挙げていただける方、ぜひご連絡ください。ホント助かります。よろしくお願いします。

 ちなみに6月議会の一般質問リンクを掲載しておきます。どんな感じで質問してるの?と気になる方、ご覧の上で是非ご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。
 >>6月議会 市議会インターネット録画映像(第3日 6月18日)

2019年8月14日水曜日

管内視察と委員会議会懇談会のまとめ

 連日暑い日が続きますね。
 お盆の15日を中心に台風10号が到来するとのこと。
 まずは身の回り、家の周りを備えましょう。

 今回は3つの事業のまとめを書いていきます。

 まず「総務委員会とイーブンネットたじまとの懇談会」について(7月31日)
-活動報告-
・現在30名。県女性センターが中心、県民局が事務局をしていたが今は自主研究グル 
 ープとして活動
・1999年設立。男女共同参画の推進を機にアドバイザー養成講座から始まった
・各市町のプラン作成やイベント、行事に関わってきた
・決まった何かがある訳ではないため担当者が変わるたびに関わり方が変わる
・人権活動が主だった

-意見交換-
・男女共同参画は社会の可能性を広げるポイントだと思う
・スタート時はウーマンリブのような、男に近づけることが法律の主旨→今は平等
男女共同参画はLGBTや国籍など多様化し、テーマが増えている
・ウーマンリブとは異なり、お互いの良さがミックスされよりよい社会へ
・若いお母さんが楽しく過ごせるよう、現実を見て認め合うことが大事→働くばかりでは
 負担が増えてしまう
働いているからという理由で地域活動は減っている
・多様性を認める人づくりを進めていかないと変わらない→他を認めることが生きやすく
 なる
・年間2000件の相談のうち、3割が生きにくさの相談
・人権は意識改革→地道な活動が大切
・女性はコミュニケーションが上手→困っている人の救済に活用出来たら
・女性が前に出るためには→仲間や女性が出やすい雰囲気づくりが大切
・ワークイノベーション→帰ってこれない人が多いという所に目を付けたことはすごい

■所感
 ウーマンリブの闘士のような逞しい女性をイメージしていましたが、もっと穏やかでしなやかな方々でした。豊岡市取り組み中の女性活躍社会と比べ、考え方はかなり進んでいると感じましたが、イーブンネットの活動自体知名度が低いため社会的なインパクトが弱いと思いました。
 民間団体の活動に対して但馬内各市町のサポート体制があれば、この20年でもっと暮らしやすい地域になったのではと思えました。せっかくの人材と活動にもかかわらず、県と市町の事業のそれぞれ感が本当に残念です。
 話をお聞きしながらソーシャルインクルージョン(社会包摂)やダイバーシティといった言葉を想起しました。働くことが大事ではなく、だれもが活躍することが大事なんだと改めて思いました。


「北但行政事務組合管内視察」について(8月5日)
 ちなみに管内視察とは、管轄する地域内の視察のことです。北但は豊岡市、香美町、新温泉町の1市2町を管内とし、今回は豊岡市の最終処分場、新温泉町のクリーンセンター跡地、リサイクルセンター、香美町の最終処分場の4カ所を視察してきました。

・豊岡市最終処分場
 2000年に竣工し、平成28年末で約40%が埋め立て済
 2020年10月が地元との期限とのことで延長について話し合いがなされている
 毎月第3水曜日に3カ所検査を実施(地元住民立会のもと)
 遮水シート(寿命60~70年)を劣化させないために遮光シートを随時更新
 浸出水による問題データは今までない
 処分場に降った雨も処理水となるため人員が必要
・新温泉町クリーンセンター跡地
 4月から田井公園として無料で全面開放スタート
 H27年3月末で終了解体整備に3.6億円
・新温泉町リサイクルセンター
 H12年10月よりスタート、19分別中13品目を町が販売収入している
 年2回環境影響調査(土壌・水質)を実施→一度も検出ない
・香美町最終処分場
 H4から開始。現在真ん中ぐらいで残26000立米
 今年度から第2工区利用→R7~8で一杯になる計算

■所感
 北但行政事務組合としては最終処分場として50年分を確保したいとのことですが、実際は現在の処分場で約10年分ない現状です。クリーンパーク北但の焼却炉は高い焼却率でわずか数%しか埋め立てには行かないと聞いていましたが、実際はごみの減量化そして資源化、3R(リユース、リデュース、リサイクル)活動をもっともっと進めていかないといけません。皮肉にも人口減少下で生活ごみの排出量は緩やかになるとは思いますが。


「人口減少対策等特別委員会管内視察」について(8月9日)
 合併後の1市5町では、但東地域と竹野地域の人口減少が著しく、今後も減り続けるとのことで、今回は但東地域振興局へ地域の現状と移住された方のお話を伺いに行きました。

-移住者との意見交換-
・暮らしは住めば都と思って移住→おためし住宅を見て
・都会は混みすぎて不便→ストレスから海外へ
豊岡市空き家バンクはすぐに住めるところがない→分類や充実が必要
・海外にも同じような若者がたくさんいた→チャンス
・女性にとっては暮らせる仕事量がない→仕事の提供が大事
・放棄田や人がいなくても仕事を出せない状況→オーストラリアはほとんど機械化されて
 いる
・収入は地域に見合っていればいい
・20年前アメリカに移住した決め手は教育とライフスタイル→10万人が25万人都市になった
・ライフスタイルのエキサイト
・不便というが、便利はないものねだり
・日本は田舎ばかり、選び放題→景色や人などメリットを伸ばせる案が大事
・田舎暮らしに便利は選ぶ理由ではない
・HPは決め手にはならない→一度来て見ること、決め手となったことは準備出来るものではない
・気候については調べた
・頑張っている市であることはプラス
・お役に立てればハッピー 地域ボランティア←アメリカでは活発
・但東=やさしい一員を育てる⇔アメリカ=強い個人、個性を育てる
・人づきあいが苦手な人もいる→人気の移住地となるほどぶつかる壁かも

-その他-
・教育民泊→少しでも地域の収入源になれば 事務局は振興局
・モンゴルとの交流→今年度は豊岡市の番だったが未実施

■所感
 移住されてきたお二人の話をお聞きし、もっと移住者の声に耳を傾けるべきだと思いました。管外視察で訪れた鳥取の倉吉市でも智頭町でも同じ町の一員としてドンドン取り込んでいる印象でした。
 但東町に限らず豊岡市全体でプレイヤー不足の中、地域活性化の活路は自由に意見が言える場づくりと活躍できる場所を提供することがまず重要だと思います。ただ、失敗を恐れる行政と将来の不安を考えない移住者の組み合わせは最悪だと思います。「突き抜ける」具体性のない人がブレーキを踏む状況が変わらない限り、豊岡市は波に乗り切れないんだろうなと思います。