2020年2月24日月曜日

後援会の会報第9号冬号配布中!

 12月議会を中心にまとめた後援会報第9号冬号、春の陽気の中、ボチボチ配布しています。
 今回はこれまで行ってきたことや出来上がったことに対してではなく、これからのことに重点を置いて臨んでみました。持続可能で住み続けられる豊岡であるため、稼ぐまちづくりを考える上でICTやスマートシティを具体的に進めることが必要ではないかと。
 質問した結果、今取り組んでいないことに対する答弁はボヤっとしたものになり、きちんと答える術がないということが分かりました。次からはこのパターンの質問はしないでおこうと思います。

 この2日集中的に配って回っていますが、2月末から3月頭には郵送の準備を整えてお届けしたいと思います。ぜひご感想をお寄せください。
 


引き続き「自分の地区内だったら配るの手伝うよ」と手を挙げていただける方、ぜひご連絡ください。ホント助かります。よろしくお願いします。

 ちなみに12月議会の一般質問リンクも掲載しておきます。どんな感じだったの?と気になる方、ご覧の上で是非ご感想お聞かせください。
 >>12月議会 市議会インターネット録画映像(第2日12月9日)

2020年2月9日日曜日

会派の管外視察で明石市と滋賀県湖南市へ

 1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると言われるように年始から怒涛のスピードで時間が過ぎていきます。3月議会までの間に様々な行事や視察も多く組まれ、そのまとめにも四苦八苦です。前回に引き続き今回の視察も様々な方にお世話いただきながら個人的に興味ある分野を中心に予定をさせていただきました。

1日目-明石市-
 明石市(あかしし)は、近畿地方の中部、兵庫県の南部、淡路島の北側に位置し、その島が望める明石海峡に面する都市。兵庫県東播磨県民局に区分されており、中核市に指定されている。東西に長く瀬戸内海(播磨灘)に面し、古代から阪神と播磨を結ぶ陸上交通、本州から淡路島を経て四国に通じる海上交通の重要な拠点になっており、明石海峡大橋開通前は明石フェリーが玄関口であった。源氏物語の舞台地である。
 近年は神戸市や大阪市、阪神間のベッドタウンとして住宅が造成された。JR明石駅からJR三ノ宮駅(三宮)までの所要時間は新快速で15分、JR大阪駅(梅田)までは37分である。
 日本標準時の町として知られる。日本標準時は明治初期は京都伏見を基準地点としたが、明治19年より国際的に地球の経度・360度を24分割する15度の倍数を基準とすることとなり、日本では東経135度が日本標準時子午線と定められ、線上の明石が「子午線のまち」として定着した。子午線上の明石市立天文科学館には、日本標準時を刻む大時計が設置されている。(Wikipediaより)
明石市
人口(R2/1/1)
299,333人
面積
49.42㎢
産業別
第1次 1.1%
第2次 25.6%
第3次 68.4%
分類不能 4.9%
就業人口
127,816人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時
豊岡市
人口(R2/1/1)
78,192人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 6.1%
第2次 27.0%
第3次 65.1%
分類不能 1.8%
就業人口
40,709人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時

・視察テーマ
 障害者に対する配慮を促進し誰もが安心して暮らせる共生のまちづくり条例(障害者配慮条例)について
 障害のある人への差別をなくしていくことで、誰もが安心して暮らせる共生社会を実現することを目的として、「明石市障害者に対する配慮を促進し誰もが安心して暮らせる共生のまちづくり条例」(通称「障害者配慮条例」)を制定障害のある人もない人も誰もが安心して暮らせる共生のまちづくりを実現していく過程を、5つのステップでとらえている。障害者差別解消法が施行された現時点で、ステップ3まで実現した。今後は障害のある人への差別をなくしていくための具体的な取組を進め、次のステップを目指していく。

-メモ-
 共生のまちづくりを進める中、合理的配慮の提供を支援する制度を設ける。
 市がちょっと後押し出来ることを進めるも民間事業者が分かりにくいとの声→点字メニューや筆談ボードへ助成。
 商店街へ面的バリアフリーを推進。
 障害者差別は差別解消ではなく誰もが暮らしやすいまちにすること→明石市インクルーシブ条例制定へ。
 地域づくり協議会を設立し、職員はオブザーバーで参加。理解、啓発を時間をかけて少しずつ。
 条例制定後、当事者との距離が近くなった。商業者目線をもう少し話をしながら。
 議論を重ねるよりスタートする最低限で。走りながら考える! 

-所感-
 市長のトップダウンによるところが大変大きいと感じました。報道で報じられる市長像と現実の市民の感覚はずいぶん違うように思います。また市長のバックボーンや現場主義がやはりまちづくりの熱源だと改めて思いました。
※父の仕事の関係で浜甲子園に住んでいたそうで、明石市役所に出生届を提出したとのこと。不思議なご縁です。

2日目-滋賀県湖南市-
 湖南市(こなんし)は、滋賀県の南部(甲賀地方)に位置し、南北に阿星山系、岩根山系を擁し、中心部を東西に野洲川が流れる。市名の「湖南」は大津市南部から旧甲賀郡にかけてを指す広域地名であり、湖南市域は琵琶湖と接していない。
 野洲川に沿うように国道1号とJR草津線が走り、東西交通の要衝となっている。江戸時代には東海道51番目の宿場町である石部宿が栄えた。しかし、保存活動等をしてこなかったため、当時の面影は残っていない。戦後は、高度経済成長とともに、隣接する栗東市(当時:栗東町)の名神高速道路栗東インターチェンジと竜王町の竜王インターチェンジを活用して、県内最大の工業団地である「湖南工業団地」が造成され、産業構造が第二次産業に大きくシフトした。滋賀県は相対的に県南部が人口の増加傾向、県北部は減少傾向が見られるが、位置的には県南部である湖南市は甲賀市とともにここ数年来は人口が緩やかに減少傾向である。

 市内にある3つの寺院(善水寺・常楽寺・長寿寺)は、本堂や三重塔が国宝に指定されており、「湖南三山」として、観光PRしている。(Wikipediaより)
湖南市
人口(R2/1/1)
55,284人
面積
70.40㎢
産業別
第1次 1.4%
第2次 42.6%
第3次 52.1%
分類不能 3.9%
就業人口
27,404人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時
豊岡市
人口(R2/1/1)
78,192人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 6.1%
第2次 27.0%
第3次 65.1%
分類不能 1.8%
就業人口
40,709人
※産業別、就業人口はH27国勢調査時

・視察テーマ
 湖南市地域自然エネルギー基本条例及び市民共同発電所、地域活性化事業について 
 この条例は、地域の自然エネルギーの活用について、市、事業者および市民の役割を明らかにするとともに、地域が主体となった取り組みによる地域社会の持続的発展に寄与。
 平成23年度総務省の「緑の分権改革」を受託し、地域の環境・福祉資源(ヒト・モノ)を活かした「障がい福祉」「観光・特産品」「自然エネルギー」の3つのプロジェクトを軸として、地域循環システムの構築に取り組んできた。
 自然エネルギーについて、地域で生み出されたその利益は、地域の支え合いに使うという「地域での循環」が大切。地域経済の循環に貢献できるような自然エネルギーの活用には一定のルールが必要であり、地域自然エネルギー基本条例を制定した。
 地域が主体となった地域社会の持続的な発展に寄与することを目的とし、自然エネルギーの積極的な活用に取り組んでいきたい。

-メモ-
 地域の中で経済を回していこうと言う中で地域のエネルギーは資源であることからエネルギーを回して経済を回していこう。
 琵琶湖がある滋賀には環境意識の高い人が住んでいる。
 循環社会づくりはあるもの探し、あるもの生かし。地域にあるものを使っていこう。
 商品券は市内で使われる=経済循環 福祉事業に太陽光発電は関係が難しい→芋発電
 6次産業化しつつある
 棚で土がなくても出来る栽培で3から8倍の収量
 林福連係
 福祉事業は小規模、双方向=電力事業も同じ
 市長のトップダウンで条例化
 滋賀の特色は百姓も庄屋も一緒にやってきた→共働 市民共同発電所 エネルギー課
 お金は出さないが人は出す お金がないから知恵
 小さい施設を点在させて地域の障害者を支える=負担小
 我がこととして=共同出資
 元本保証をと言ってきた→固定価格買取制度へ結実
 工事も信託も他府県事業者→市内業者、地元信用組合へ
 匿名組合方式 スマートグリッド、グリーンボンド

 -所感-
 様々な取り組むが取り組みを生んでいく好事例でした。そこでも主役は人であり、人にしっかりとフォーカスして取り組むから次々に事業が育つのだと。
 何年も先を行く事業なのでまだまだ小さいのですが、だからこそ凄いことです。
 これからもフォーカスしていきたい。
築40年というものの大変立派な議場。交付税不交付団体になったこともあるという湖南市、全国に先駆けて工業団地整備が進められたとのこと。先見の明ですね。

2020年2月6日木曜日

文教民生委員会 管内視察まとめ

 少し遅くなりましたが、1月と2月に文教民生委員会で管内視察がありました。
 今回の視察は主に小学校でした。幼少期における非認知能力の向上及び公共施設再編に係る学校園のあり方も視察テーマとして意識しつつ、現場から知ることも大変重要です。

1月15日 資母小学校「演劇ワークショップ(1年生、2・3年生)」
 今年度3回目最終となるワークショップを参観し、学校給食(227円/1人あたり)をいただきながらコーディネーター及び学校関係者とランチミーティングを行いました。

-所感-
・指導員である青年団の方々もキチンとセミナーを受けてOKをいただいたとのこと。
・実際に低学年での指導を見ると「考えさせる」「褒めて伸ばす」ことが徹底されている。
・発想をいかに引き出すかがこのワークショップの肝。
・本当に些細なことでも工夫を褒める。
・回を経るごとに声や行動も大きくなり、先生方も驚くほどの児童も。
・給食が美味しく、栄養士さんの工夫と苦労が感じられた。
・資母小学校、大変大きな校舎であるが老朽化も見られ、色々考えていかなければならないと。

 とにかく子供の集中力が素晴らしく、下手な大人だと負けてしまうかと。わが子に対してもここまで真剣に向き合っているか問われるとちょっと顔向けできないなと反省です。
 ただ子供たちの発想の原点は日ごろの生活に根差しており、経験で差が出ることは否めない。落ちこぼれないようにしっかり見ることを考えると3名程度の指導者がやはり必要かと。
 青年団の移住者が生計を立てる基礎になり得るかといえばそうだと思います。

2月4日 中竹野小学校「複式学級(3年生4年生)」
 1年生が今年度0人という中、3年生2人と4年生8人の計10人で行う複式学級での主要科目・算数の授業を参観し、その後学校関係者とミーティングを行いました。

-所感-
・とにかく先生が1時間で2クラス分の段取りをすることは大変。
・先生も児童も集中力が素晴らしいが、国語など音読がある場合は気が削がれるのでは。
・委員長が授業の進行補助を行うことは良いと思う
・システム担当と分担して空白がないようにすることは良いと思う。
・反面、担任の見ていない時間があることへの不安はある。
・同じ地域内で気心の知れた少人数であることのメリットは大きい。
・手のかかる児童がいるケースでは授業の遅延は大きな問題になる。
・小小連携は有効に機能している。
・校舎の老朽化は今後深刻な問題。
・教師の力量に頼むところが大きい。

 小規模校の現実は、統廃合を避けて通れないでしょう。しかし学校はまちの根幹であり、長い目で見てどうあるべきか広く地域全体で考えるべきでしょう。また小中一貫教育というスタンスから考えると新設することも念頭に置く必要があると思います。
 大規模校、標準校、小規模校それぞれその地域にあった子どもの育ちに繋がっているように思います。地域の役や密接な関係が嫌で都会に戻ってしまった方の話もお聞きしたことがあります。地域を担い支える教育こそふるさと教育の根幹だと思いますが、現代の教育にはそぐわないのでしょうね。