2019年8月22日木曜日

後援会の会報第7号夏号完成しています!

 遅ればせながら6月議会を中心にまとめた後援会報第7号をボチボチ配布しています。
 今回は演劇祭と空き店舗・空き家活用についてと高齢者の日常の問題とバス交通について質問いたしました。今回は大項目を2つに絞り、深堀りをしようと企図いたしましたが、緊張の糸が切れて思わぬことになり大失敗をしてしまいました。
 今月末から9月議会が始まります。会派での管外視察で学んできた内容を中心にリベンジしていきたいと思います。
 作業が後手後手になってますが、8月末から9月頭には郵送の準備を整えてお届けしたいと思います。ぜひご感想をお寄せください。 
 
引き続き「自分の地区内だったら配るの手伝うよ」と手を挙げていただける方、ぜひご連絡ください。ホント助かります。よろしくお願いします。

 ちなみに6月議会の一般質問リンクを掲載しておきます。どんな感じで質問してるの?と気になる方、ご覧の上で是非ご指導ご鞭撻のほどお願いいたします。
 >>6月議会 市議会インターネット録画映像(第3日 6月18日)

2019年8月14日水曜日

管内視察と委員会議会懇談会のまとめ

 連日暑い日が続きますね。
 お盆の15日を中心に台風10号が到来するとのこと。
 まずは身の回り、家の周りを備えましょう。

 今回は3つの事業のまとめを書いていきます。

 まず「総務委員会とイーブンネットたじまとの懇談会」について(7月31日)
-活動報告-
・現在30名。県女性センターが中心、県民局が事務局をしていたが今は自主研究グル 
 ープとして活動
・1999年設立。男女共同参画の推進を機にアドバイザー養成講座から始まった
・各市町のプラン作成やイベント、行事に関わってきた
・決まった何かがある訳ではないため担当者が変わるたびに関わり方が変わる
・人権活動が主だった

-意見交換-
・男女共同参画は社会の可能性を広げるポイントだと思う
・スタート時はウーマンリブのような、男に近づけることが法律の主旨→今は平等
男女共同参画はLGBTや国籍など多様化し、テーマが増えている
・ウーマンリブとは異なり、お互いの良さがミックスされよりよい社会へ
・若いお母さんが楽しく過ごせるよう、現実を見て認め合うことが大事→働くばかりでは
 負担が増えてしまう
働いているからという理由で地域活動は減っている
・多様性を認める人づくりを進めていかないと変わらない→他を認めることが生きやすく
 なる
・年間2000件の相談のうち、3割が生きにくさの相談
・人権は意識改革→地道な活動が大切
・女性はコミュニケーションが上手→困っている人の救済に活用出来たら
・女性が前に出るためには→仲間や女性が出やすい雰囲気づくりが大切
・ワークイノベーション→帰ってこれない人が多いという所に目を付けたことはすごい

■所感
 ウーマンリブの闘士のような逞しい女性をイメージしていましたが、もっと穏やかでしなやかな方々でした。豊岡市取り組み中の女性活躍社会と比べ、考え方はかなり進んでいると感じましたが、イーブンネットの活動自体知名度が低いため社会的なインパクトが弱いと思いました。
 民間団体の活動に対して但馬内各市町のサポート体制があれば、この20年でもっと暮らしやすい地域になったのではと思えました。せっかくの人材と活動にもかかわらず、県と市町の事業のそれぞれ感が本当に残念です。
 話をお聞きしながらソーシャルインクルージョン(社会包摂)やダイバーシティといった言葉を想起しました。働くことが大事ではなく、だれもが活躍することが大事なんだと改めて思いました。


「北但行政事務組合管内視察」について(8月5日)
 ちなみに管内視察とは、管轄する地域内の視察のことです。北但は豊岡市、香美町、新温泉町の1市2町を管内とし、今回は豊岡市の最終処分場、新温泉町のクリーンセンター跡地、リサイクルセンター、香美町の最終処分場の4カ所を視察してきました。

・豊岡市最終処分場
 2000年に竣工し、平成28年末で約40%が埋め立て済
 2020年10月が地元との期限とのことで延長について話し合いがなされている
 毎月第3水曜日に3カ所検査を実施(地元住民立会のもと)
 遮水シート(寿命60~70年)を劣化させないために遮光シートを随時更新
 浸出水による問題データは今までない
 処分場に降った雨も処理水となるため人員が必要
・新温泉町クリーンセンター跡地
 4月から田井公園として無料で全面開放スタート
 H27年3月末で終了解体整備に3.6億円
・新温泉町リサイクルセンター
 H12年10月よりスタート、19分別中13品目を町が販売収入している
 年2回環境影響調査(土壌・水質)を実施→一度も検出ない
・香美町最終処分場
 H4から開始。現在真ん中ぐらいで残26000立米
 今年度から第2工区利用→R7~8で一杯になる計算

■所感
 北但行政事務組合としては最終処分場として50年分を確保したいとのことですが、実際は現在の処分場で約10年分ない現状です。クリーンパーク北但の焼却炉は高い焼却率でわずか数%しか埋め立てには行かないと聞いていましたが、実際はごみの減量化そして資源化、3R(リユース、リデュース、リサイクル)活動をもっともっと進めていかないといけません。皮肉にも人口減少下で生活ごみの排出量は緩やかになるとは思いますが。


「人口減少対策等特別委員会管内視察」について(8月9日)
 合併後の1市5町では、但東地域と竹野地域の人口減少が著しく、今後も減り続けるとのことで、今回は但東地域振興局へ地域の現状と移住された方のお話を伺いに行きました。

-移住者との意見交換-
・暮らしは住めば都と思って移住→おためし住宅を見て
・都会は混みすぎて不便→ストレスから海外へ
豊岡市空き家バンクはすぐに住めるところがない→分類や充実が必要
・海外にも同じような若者がたくさんいた→チャンス
・女性にとっては暮らせる仕事量がない→仕事の提供が大事
・放棄田や人がいなくても仕事を出せない状況→オーストラリアはほとんど機械化されて
 いる
・収入は地域に見合っていればいい
・20年前アメリカに移住した決め手は教育とライフスタイル→10万人が25万人都市になった
・ライフスタイルのエキサイト
・不便というが、便利はないものねだり
・日本は田舎ばかり、選び放題→景色や人などメリットを伸ばせる案が大事
・田舎暮らしに便利は選ぶ理由ではない
・HPは決め手にはならない→一度来て見ること、決め手となったことは準備出来るものではない
・気候については調べた
・頑張っている市であることはプラス
・お役に立てればハッピー 地域ボランティア←アメリカでは活発
・但東=やさしい一員を育てる⇔アメリカ=強い個人、個性を育てる
・人づきあいが苦手な人もいる→人気の移住地となるほどぶつかる壁かも

-その他-
・教育民泊→少しでも地域の収入源になれば 事務局は振興局
・モンゴルとの交流→今年度は豊岡市の番だったが未実施

■所感
 移住されてきたお二人の話をお聞きし、もっと移住者の声に耳を傾けるべきだと思いました。管外視察で訪れた鳥取の倉吉市でも智頭町でも同じ町の一員としてドンドン取り込んでいる印象でした。
 但東町に限らず豊岡市全体でプレイヤー不足の中、地域活性化の活路は自由に意見が言える場づくりと活躍できる場所を提供することがまず重要だと思います。ただ、失敗を恐れる行政と将来の不安を考えない移住者の組み合わせは最悪だと思います。「突き抜ける」具体性のない人がブレーキを踏む状況が変わらない限り、豊岡市は波に乗り切れないんだろうなと思います。