2025年3月6日木曜日

但馬圏域健康福祉推進協議会医療部会を傍聴して

外来患者が多く、なかなか診てもらえないという話をよく聞く豊岡病院。

養父市で実証実験が進むオンラインによる遠隔診療についての話をお聞きし、対面と遜色がないとのことで外来負担の軽減につながり、公共交通が脆弱な地域に住む方にとっては使えるツールになるのではと思いました。

また但馬ではゼロである在宅患者緊急入院支援システムや転院できるシステムと合わせた在宅療養後方支援病院の話など医療機関の新モードに対するヒントがたくさん取り上げられ、とても期待したいなと思います。

一方で、救急医の現状についての話は大変ショッキングでした。
20人の医師がおられ、そのすべての方が200時間を超える莫大な超過勤務状況であり、1次や2次で支えて欲しいとの切実なお願いは、但馬医療圏域が崩壊寸前であり危機的な状況であるかと。

病院組合は赤字で苦しみ、新棟建設も資材高騰や入札不調、患者であふれ、医師は常に過労状況・・・どういうシステムにすることで抜本的に解決していけるのか。一つ一つの課題と向き合って解決するだけではどうも及ばないように思います。

外部からの知恵者も必要不可欠ですね。

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