油断するとあっという間に時間が経ってしまうものですね。
それでは早速2日目の報告を。
-2日目 鹿児島・日置市-
指宿駅からおよそ1時間半。鹿児島中央駅で乗り換えて伊集院駅下車。
西郷どんで沸く鹿児島ながら、駅前には関ケ原の戦いの敵中突破で有名な島津義弘公の銅像が!小松帯刀公など維新の立役者の出身地であるなど、日本の歴史が隣にあるようなまちです。
平成17年に4町合併して日置市となったとのことでしたが、東市来町・伊集院町・日吉町・吹上町と・・・日吉が日置に!何か親しみを感じます。
道中「鳥さし」の看板をちらほら見かけ・・・ちょっと気になります。
日置での視察テーマは「グリーンツーリズムの取り組みについて」
日置市 人口 48,770人(H30-4-1)、面積 253.06km2
豊岡市 人口 82,624人(H30-4-1)、面積 697.55km2
まず最初に小鶴に代表される小正醸造(株)日置蒸留蔵にて焼酎づくりの見学に。ここでしか買えない焼酎やモンドセレクションを授賞した焼酎の試飲などもできる直売所にて映像による勉強。「焼酎づくりは土づくり」という言葉が胸に刺さりました。
■直売所
日置市内に12ヶ所の友人直売所があり、うち公設5店舗で指定管理。年商トータルで20億、うち2館(江口蓬莱館とチェスト館)で16億を売り上げているとのこと。また修繕費を耐用年数で割った額を納付金として市に上納しているとのこと。経済が循環するよい仕組みです。
■特産品開発
H25よりオリーブの6次産業化に取り組んでいるとのこと。きっかけはパナソニックが撤退したことにより、鹿児島銀行と包括協定を結んだことから。
※地方が活性化しないと金融機関はダメ
栽培・生産と加工・販売を同時進行で行い、栽培生産を担うのは市が、加工販売はオリーブ専門商社を立ち上げて役割を分担。
栽培に関しては、市の責任において有効な品種を見定めて生産者に依頼をするため。16種から絞り込む作業中。
生産物が出来る前に販売流通の仕組みを構築するのは、鹿児島銀行や野村グループとの連携のおかげだと言える。
・植えてもらうための補助制度と果樹農家のプロになるための研修会を実施
■グリーンツーリズム 適地は・小学校に近く・トイレが近く・大型バスが停められる
合併時53000人いた人口も49000人までに減少、65歳でも若手と言われ地域の担い手となっている=限界集落と呼ばせない→ゴールド集落と呼ばせたい!という所から=地域の人が何とかしなければならないという気持ちからスタート
グリーンツーリズム 農家民泊-都市部との交流・・・修学旅行の受け入れ
※とっさの事故の判断力向上のために毎年受入世帯安全対策講習会を実施
→事前にアレルギー調査を実施、鳥さしは絶対に提供しないなど
・旅館業法の関係から受入世帯は一緒に体験、料理も体験という条件付き
・1世帯あたり3~4人
・補助はなく、調整を市が実施 1泊2食4500円でNPOが一括で窓口
高山地区→3種類の人「語る人」「語れる人」(←大事)「語り散らかす人」
高山ふるさと秋まつり→合区の契機にもなった
・イベントの時に若い人も帰ってくる
・地域とのかかわりに大学も協力
・グリーンツーリズムは体験された方だけではなく、受け入れ側も満足されることが重要
・全てを地域にお任せし、行政は地域の人が動きやすいように手助けすること
・何もやらずにいい話が転がってきた話はない
・また来てもらうために必要なこと→車が見えなくなるまで手を振ること(ホテル聞く)
- 共に汗を流すことが大事
- 汗を流せない人は知恵を
- 知恵を出せない人はお金を
- お金を出せない人は辞表を
■合区について
H17当時270区→178区(1自治会100世帯くらい)
合併に向けて補助制度を設けた 20万×5年
高山地区→合併後地区公民館をNPO化し、保冷車を購入して直売所へ行く
視察終了後、一行は一路宮崎へ。1日目の悪天候がうそのように、雄大な桜島が車窓に広がる。
宮崎駅到着後、宿泊予定のホテルまで800m。
歩く組とタクシー組に分かれて向かうも、歩いて到着してみれば3名だけしか・・・
2台のタクシー組のうち1台は不明。歩いて向かったうちの2名も行方知れず。
結局全員集合まで35分も費やすことに。
好き勝手な方々とワイワイしながら夕食会場へ850m・・・
そして3日目 宮崎・宮崎県庁へ続きます。

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