2018年5月18日金曜日

委員会で初の管外視察へ その1

但馬空港に新型機「ATR42-600」が就航した5月7日の翌日より2泊3日で建設経済常任委員会で管外視察に行ってまいりました。

視察先は鹿児島県指宿市・日置市と宮崎県。

そもそも旅行自体近年行ったことがなく、泊まりの出張ですら数年前に行った程度。
ワクワクする反面、ただの旅行にならないよう気持ちを引き締めて臨んでまいりました。

一度で紹介しきれないので、2泊3日を3回に分けてレポートしてまいります。

-1日目 鹿児島・指宿市-
但馬空港を20分遅れで出発。
ウルトラCの乗継を経て土砂降りの鹿児島空港へ。
JAC本社への表敬訪問を終え、空港バスで一路、指宿市へ。
(1時間半ほどの移動時間)

大雨の中、指宿市役所の議会事務局の方に駅まで迎えに来ていただき、耐震工事中の指宿市役所へ。
ちなみに職員の方も旅館の方も金融機関の方も皆さんアロハ姿!これが4月1日からの夏服だそう。ハワイのダイヤモンドヘッドに似た半島からアロハが公式ウェアになったとのこと。合併により観光のまちから観光と農業のまちになったそう。

指宿での視察テーマは「特産品振興策と温泉を生かした観光行政について」

-スペック比較-
指宿市 人口 41,177人(H30-4-1)、面積 148.84km2
 産業別 第1次 22.7% 第2次 12.9% 第3次 63.9% 分類不能 0.5%
 就業人口 20,282人
豊岡市 人口 82,624人(H30-4-1)、面積 697.55km2 
 産業別 第1次 6.1% 第2次 27.0% 第3次 65.1% 分類不能 1.8%
 就業人口 40,709人

グルメはそらまめとオクラの全国シェア1位、そして鰹節本枯節のシェア8割とのこと。
観光は、有名な砂むし温泉があり、浦和レッズや柏レイソルなどJリーグキャンプ地でもある。また各戸へ温泉配湯がされている(4,000円程度/月)
総入込数382万人に対して、うち宿泊が64万人ということだったが、15年ほど前は120万人が宿泊だったとのことで観光のあり方が随分変わったとのことだった。

■特産品政策
豊岡市と同じく商工会議所と商工会の併存地域。
商機会拡充のため当初は職員と事業者で大型ショッピングセンターへ行ったが、その後産品の知名度向上・事業者の資質向上・商品開発・都市部や輸出等販促事業を一元化。
みなのプラットフォームとなる「もうかる指宿ネットワーク」を組織し60名程度が参加。
産業構造における非基盤産業を引き上げることで産業振興を考える。
ヴィレバンと連携し、子育て世代へのPRで次世代への認知度アップを図る。
ネット通販事業を実施するもふるさと納税が多くシェア。

■観光政策
「面白い指宿を作るプロジェクト」を30年度からスタート。
JR「指宿のたまて箱」に対して往復職員が旗振りで歓送迎を実施、見えなくなるまで見送りをすることが宿泊施設のリピートのコツと聞いたことから。
ホームページでの発信を重視し、インスタは職員が毎日1枚写真をアップしている。
インバウンドでは中国、韓国+台湾(2.2万人)が増加しているとのことで、台湾の大学と連携して国際観光推進員に1名、PR活動に努めてもらっている。また中国語に堪能な市内在住の方を観光案内所に配置。
誘客に関してはまずエージェント対策として、福岡空港からのバス借り上げ料を補助。(H29 49団体1103名の実績)
イスラム圏やタトゥーのある外国人観光客、子ども連れの親子、高齢者等の要介護者向けに個室シャワー室を整備。
視察終了後、一行は宿泊先の指宿シーサイドホテル。そしてホテル内の砂むし温泉へ!
そこで同僚議員が質問。
「おねえさん、砂の入れ替えってしてるの?」
・・・深く考えるのはやめました。

そして2日目 鹿児島・日置市へ続きます。

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