明治22(1889)年の町村制を施行する前の時期は、100を超える町村がありました。明治・昭和の合併を経て、三次市・君田村・布野村・作木村・吉舎町・三良坂町・三和町・甲奴町の8市町村となり、平成16(2004)年4月1日に合併し現在の三次市が誕生しました。
| 三次市 | 人口(R6/6/1) | 48,291人 | 面積 | 778.18㎢ |
産業別 | 第1次 10.5% | 第2次 20.8% | 第3次 63.4% | 分類不能 5.3% |
就業人口 | 24,930人 | ※産業別、就業人口はR2国勢調査時 | ||
豊岡市 | 人口(R4/10/1) | 75,500人 | 面積 | 697.55㎢ |
産業別 | 第1次 5.6% | 第2次 26.6% | 第3次 66.5% | 分類不能 1.3% |
就業人口 | 39,194人 | ※産業別、就業人口はR2国勢調査時 | ||
・視察先:三次中央病院と備北ネットワーク
-概要-
・三次と備北地区は仲が良い地域で連携良い
・地域完結型医療を目指して
・高齢化率が高い地域で脳卒中と心筋梗塞、外傷も多い
・休日夜間救急センター 市内の医師も高齢化に伴い閉所が続き内科しかできない 外科と小児科は三次中央が受け持ち
・救急との連携がしっかりとれている 初回応需率97% 大学から医師が常駐
・昨年度経営強化プラン策定 感染症、災害に強い病院として
・病院の建て替えが徐々に進む 電子カルテ完全クラウド化
・医師看護師の確保が大命題 H6は34人がR5は83人に
・医師看護師の研修費用は無制限 院外で研修を受ける分全額負担でしている チーム医療の充実につながった
・スケールメリット活用で費用削減
・エコー機器はレンタル 使わないところは中古 病院全体で管理
・iPadを医師看護師に配布 電子カルテが出張先でも見られる
・同じシステムを地域の診療所の先生にも開放 地域の医師にかかっている患者情報は開放
・島根県南から県北11病院の連携による研修プログラム
・県補助を活用して大学の医局と全く関係なしに医師を受け入れている
・備北地域医師育成活躍支援協議会は県の補助で臨床セミナーなど出張費用も
・地域診療支援病院 歯科訪問診療者整備 無歯科医地区中心で診療スタッフはシニアスタッフ
・備北メディカルネットワーク 設立前から協議会や会議でお互いよくわかっていたので経営母体が全て違ってもお互い連携 全国初認可
・地域フォーミュラリー9つ
・健全経営 自治体立優良病院総務大臣表彰2回
・病院の持つ在庫をほぼゼロにし地道に収支均衡 H14が最後の単年度赤字
・医業収益 患者数が右肩下がり、患者単価は右肩上がり H28までは一般会計から繰り入れ 過去の借り入れが経営を圧迫しているわけではない
・入院収益確保対策 入院が大きく占める医業収益増加が必須 一日当たりの目安を設定 目安があることでベッドコントロールがしやすくなった
・時短計画作成 80時間を超える 6診療科10名以上 ガイドラインで労働時間と研鑽を区別
2日目:兵庫県小野市・三木市
| 小野市 | 人口(R6/5/31) | 47,011人 | 面積 | 93.84㎢ |
産業別 | 第1次 2.7% | 第2次 36.3% | 第3次 58.3% | 分類不能 2.7% |
就業人口 | 23,363人 | ※産業別、就業人口はR2国勢調査時 | ||
| 三木市 | 人口(R6/5/31) | 73,571人 | 面積 | 176.51㎢ |
産業別 | 第1次 4.2% | 第2次 30.4% | 第3次 63.6% | 分類不能 1.8% |
就業人口 | 34,689人 | ※産業別、就業人口はR2国勢調査時 | ||
豊岡市 | 人口(R4/10/1) | 75,500人 | 面積 | 697.55㎢ |
産業別 | 第1次 5.6% | 第2次 26.6% | 第3次 66.5% | 分類不能 1.3% |
就業人口 | 39,194人 | ※産業別、就業人口はR2国勢調査時 | ||
・視察先:北播磨総合医療センター
・地域医療の課題として、医師不足による診療化の急伸と中核となる病院の不在により既存の枠組みでの地域医療の確保が困難(5市2町)
・神戸大学の提案により両市民病院の統合による中核病院構想
・公立病院改革、医療資源の集中化による医療供給体制の見直し
・基本理念 医療機能が充実し安心して医療が受けられること、患者にとっても魅力ある病院
・基本方針 5つ がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病に加えて救急医療、小児医療、周産期医療と充実強化
・がんは北播磨の拠点病院
・病院長の上に企業長、副企業長としてそれぞれの市長が就任している
・医師数は統合時69人、今は185人
・看護師はコロナ前524人だったが減り続けて460人になり2病棟閉鎖
・離職対策を講じて増加に転じ、応募者は回復
・企業団議員10人 それぞれの市から5人
・財政負担は申し合わせ 建設は5対5、運営人口比6三木対4小野 出向職員も6対4
-所感-

